2006年10月
国産オオクワを眺めていると、
やっぱり、外国産も見てみたい!
大顎の形状の違いを比べたい!
で!
最も国産オオに近縁の中国ホペイをば入学也。
福建省建陽産F166mm♂です。
よくよく観察しましたが、
「まぁ〜オオクワはオオクワやねんけど・・・」
もっと勉強致します・・・
♀ちゃんは写真の45mmと
予備花嫁に43mmがいます。
とりあえず、45mmとペアリング。
オオクワは♀殺しの可能性が低いので
当分の間同居させる事にしました。
2006年11月初旬
動きが無いので、
そ〜っと餌皿を取り上げますと・・・・
「爆睡やんけ!」
気温もかなり低くなったので、
産卵セットはせず、このままマットを足して
越冬させてあげる事にしました。
2007年3月31日
そろそろ、目覚めの頃かと、
ホペイペアの越冬ケースを解体しました・・・
ら!
2齢幼虫2頭!初齢1頭出てきたやん!
産卵木が無いので、マット産みしてました!
意外な幼虫採取でありました・・・
2007年4月中旬
意外な産卵をしていた
ホペイの廃マットを処分しようと
バサバサ、袋に移していました・・・
ら!
おった〜!初齢幼虫3頭!
またまた、意外な幼虫ゲット!
越冬セットから3頭、廃マットから3頭
計6頭ですがな!

・・・廃マットは慎重に処理すべし!・・・
2007年7月9日
430ml菌糸に入れていた
「意外」なホペイ幼虫ですが
1400mlに交換しました。
「意外」な大きさになる事を期待しています!
2007年8月5日
上の写真とは別の幼虫なのですが、
430mlのままでしたので、
ようやく、1100mlに交換しました。
どうも、菌糸交換のタイミングが悪いです。
行き当たりばったりで菌糸瓶を購入していたので、
(予算の関係でありまして・・・・)
交換日と瓶容量がバラバラになってます。
もう少し、
「ご利用は計画的に!」
           ・・・・・を考えます。
2007年9月18日
おや!おや!
500mlガラス瓶で、マット飼育していた
ホペイが蛹化していました。
よくみると・・・
♂です!
小さいです!
4月中旬採取ですから、
5ヶ月で蛹化してます。
パプキン並みのスピード羽化ですか?
1400ml菌糸の子と
大きさを比べるのが楽しみです。
2007年10月23日
比べたのじゃ!

実の兄弟で!こんなに差が出るとは!
上の個体が500mlガラス瓶でマットのみで、
47mm!(♀のサイズですやん!)
下の個体が1400ml菌糸PPで、
67mm!(さほど大きくないですが)
菌床飼育の底力を思い知りました!
やっぱり、ドルクス系は菌床にしてあげないと、
気の毒に思います・・・・
          すまん!ミニホペイ!
2007年10月26日
1100mlPP菌糸の♂ですが、
蛹室内にキノコが発生!
放置しておくと、羽化不全必至でしたので、
やむなく、人工蛹室に移しました。
当校では、スマトラヒラタを入れて以来の
2例目の使用になります。
スマトラの人工蛹室成虫が、羽化不全を起こした為、
できるだけ、菌糸のままで育てていましたが、
今回は、綺麗に羽化してくれる事を祈ります。
せやけど、観察には最適ですなぁ〜

2007年10月29日
人工蛹室に入れて4日目ですが、
頭部の色が、かなりチョコレート色になりました。
羽化の瞬間がじっくり観察できるかも?
とか考えながら・・・・

とりあえず、晩飯を食べる事に・・・

う〜ん・・・関東煮のダイコンが美味い!
晩飯の後、
すぐに、蛹室を覗いてみると・・・・
あっちゃ〜〜〜
羽化してもうてるがな!!
決定的瞬間がぁ〜
ほんの1時間程の間に完全脱皮してました!
でも、綺麗に上翅をたたんでいたので、
安心しました。
今度、羽化瞬間撮影のチャンスがあれば、
ビデオ設置しときましょ・・・・
2007年11月2日
羽化後4日経ちました。
特に記すべき事はありませんが、
人工蛹室羽化個体の記録写真として残しておきます。
大きさは65mm前後かと・・・
ディンプルの無い、美しい成虫です。

Dorcus hopei hopei